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有志活動「いっしょに」

 「初心者でも気軽に歌うことを楽しむ場所を」という団ホームページの謳い文句に釣られ、未経験で入団して4年余りが経ちましたテナーのI.A.(50代)です。当時を振り返れば、かなりのチャレンジャーだったように思いますが、Shall We Sing?(以降SWS) ならではのアットホームな雰囲気、そして周りの方のサポートがあって、今ここに自分の居場所があるのだなと、日々ありがたく感じています。

 ここSWSでは、一部のメンバーだけで活動することが度々あります。その目的は様々で、個人的に歌いたい曲があって仲間を募ったり、コンテストへの出場を目標にすることもあったりします。
 そして現在は、2023年4月から‟少人数アンサンブルを体験する”、‟アカペラでハーモニーを作る練習をする”ことを目的に有志メンバーの活動(通称グループ名:シャルウィ・プラス)を行っています。その様子を今回はお伝えしたいと思います。

■4月(卯月)
 ソプラノF.M.さんの呼び掛けで、10数名のメンバーが集まりました。活動中の団員の4割くらいの人数でしょうか。人望の厚さが伺い知れますが、彼女は次期団長の座を狙っていそうです。(←いいかげんな推測)

 なんやかんや…意見の交換がありまして、練習曲には『木下牧子 アカペラ・コーラスセレクション』より「いっしょに」(曲:木下牧子/詩:工藤直子)が選ばれました。又、その頃、産休されていたヴォイストレーナー糸井先生の復帰予定である7月(7/7は先生の誕生日でもあります)に、この歌をプレゼントしようという話にもなりました。

 卯月(うづき)の「う」は「初」「産」を意味する「う」で、一年の循環の最初を意味したとする説もあるそうです。新しいことを始めるのに良さげなタイミングでした。

【写真:練習方法など意見を交わしています】

■5月(皐月)
 先ずは歌うための身体づくりということで、YouTube(小玉晃の音楽学校)で紹介されている声が良くなる体操なども実践してみます。

 体操の始め足裏呼吸では、息を吸うときは、根が水を吸うように足の裏から頭の上へ向けて。息を吐く時は、頭の上から足の裏に向けてという様に、呼吸器官を無視した動作を繰り返します。息の流れをイメージするために手の振りを加えたりもします。はたから見ると怪しい儀式を行う集団です。

【写真:‟足裏呼吸”を実践中】

 皐月(さつき)の由来の一つは田植をする月であることから「早苗月(さなへつき)」と言っていたのを略したというもの。この時期、小さな苗も、根から水を吸い始めます🌱

■6月(水無月)
 メンバーのソプラノT.S.さんが相対音感を鍛えるYouTube(かえるのおとあそび)の紹介をしてくれました。演奏するために求められるのは、周りの音を聴きつつ自分の音を決める相対音感であって、絶対音感に頼りすぎてしまうと、却って周りの音に合わせられないということを教わりました。
 まだまだ初心者の域を出ない自分には、目から鱗が落ちるような学びでした。いや、実際は普段から目につけているのはコンタクトレンズなんですが。

 水無月(みなづき)の「な」は連体助詞と呼ばれるもので、「水の月」という意味になります。梅雨の時期になるからという説があります。

 雨ニモマケズ、西ヤ東ノカイジョウへ行ッテ
 練習ヲ続ケテ、相対オンカンモ鍛エ
 ウマク歌エルヨウニ、ワタシハナリタイ

■7月(文月)
 個人的にはT混声合唱団の公募ステージへの出演もあったのですが、直前に咽頭炎に罹ってしまい、まともに声を出すのが難しい状態で本番を迎え、‟えらいこっちゃ”でした。
 ただ、幸いにもというべきか、糸井先生の復帰予定日が変更になって、「いっしょに」を披露するのは8月へ持ち越しとなりました。

 文月(ふづき)は、短冊に歌や文字を書く七夕の行事に因んだという説が有力なのだそうです。
[ ルチアーノ・パヴァロッティのように歌えますように ]🎋
 ちょっと願いが過ぎましたか、、てへっ。

■8月(葉月)
 SWSのヴォイストレーニングの日、産休から復帰された糸井先生と、有志メンバー以外の団員の皆さまを目の前にして、アカペラで「いっしょに」を歌いました。その詩は、日々の忙しさや雑事を忘れて、ここで少しやすみませんか、一緒にゆっくりお話ししませんか、という内容です。

 歌としての出来栄えは正直まだまだと思いましたが、歌って良かったかと問われれば、とても良かったと答えます。聴いてくれた先生はじめ皆さま方に、詩を介した想いがしっかり届いたと感じられたからです。

【写真:「いっしょに」お披露目】

 葉月(はづき)には、稲の穂が張る月「穂張り月」「張り月」から、「葉月」になったという説があります。皐月に植えられた小さな苗は水を吸い続け、しっかりと穂に育ちました🌾

■9月(長月)
 今回の有志活動の当初の目的は8月に達成し、その後は目標を新たにする筈でしたが、SWSが団として出演する9/18の演奏会‟うたの2023”でも有志メンバーで歌う羽目に、、もとい有難い機会を頂きました。
 想定をしていなかったホールでの演奏に備えて、SWSロゴ入りのTシャツ&ポロシャツも作りました。お揃いの衣装のおかげで、歌の出来栄えをごまかすことが出来、、もとい見た目でも客席の皆さまに楽しんでいただけたのではないかと思います。

【写真:SWSロゴ入りのTシャツ&ポロシャツ(団員のデザインです)】

 長月(ながつき)は、稲を刈り収める時期のため、「長」は稲が毎年実ることを祝う意味からといった説もあります。

 さて、来年の2024年、SWSは創団20年を迎えます。その長い歩みの間には様々な理由で、現在は活動をお休みされている元団員の方々もいらっしゃるわけですが、SWSはいつ帰ってきても良い場所です。もちろん、新しく仲間になってくださる方も喜んでお待ちしております。

 歌いましょう、ここで、いっしょに。

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