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第7回盲導犬育成のためのチャリティーコンサート

 2023年3月5日サンスクエア堺にて「第7回盲導犬育成のためのチャリティーコンサート」を開催いたしました。

 我らが石若先生は晴れ男なのでしょうか?近年自主開催のコンサートは雨が降った記憶がありません。春を感じるポカポカ陽気の中、沢山の方にご来場いただきとても嬉しく思います。ありがとうございました。

 今回久しぶりにブログを書かせていただきますソプラノのYと申します。
今年の4月でSWSに入って丸10年となる中堅(?)団員です。少しの間「手前味噌満載」な稚拙な文章にお付き合いいただけましたら幸いです。

 私にとっては15周年コンサート以来3年ぶりの本番で、盲導犬育成のためのチャリティーコンサートは2回目の出演です。

 Shall We Sing?(以下SWS)の今までのコンサートは、団員全員が何かしらの係(例えば印刷係や演出係、渉外係、盲導犬係等)に属して作り上げてきました。けれど今回は、まだまだコロナ禍という事で、密にならない様、ズーム等も多用し役員と少数のメンバーで企画運営してくれました。大勢での運営でも大変な事なのに、とても大変だったと思います。感謝感謝です。

  【写真:サンスクエア堺玄関前】

 朝9時に集合し、荷物を置いてまず会場設営です。ここで手前味噌第1弾。
 企画運営に参加していなかったメンバーも、打合せ無しで当日会場設営等を行ったのですが、みんな関心するくらい率先して動きます。あれが無いねって言った途端誰かが取りに行く。これって~みたいに誰かが言うとみんな集まってきて、それぞれが得意分野を活かしてすぐ解決。私は現状復帰用に設営前の写真を撮影しておく役だったのですが、そんな写真必要なかったくらい、終了後はきちんと元の状態に片付けられていました。普段のコミュニケーションのたまものです。

 今回はコロナの影響で初めて電子チケットを導入しました。良い点もあったのですが、スマホやパソコンでの手続きが難しかった事、受付でQRコードの読み込みがうまくいかないケースがあった事が、次回の課題だなぁと思いました。入場時にお客様をお待たせしてしまった事が申し訳なかったです。

 【写真:受付設営隊とお手伝いくださるありがたい助っ人さん】

 会場設営が終わると発声です。石若先生は体を温めようと運動をご指示。普段練習ではストレッチくらいで運動はしないのです。「本番前に怪我人が出ます~疲れます~」って大笑いして終了。

 リハーサルを終え、食事や着替えをしてお客様をお迎えです。

【写真:先生率先して運動 先生急に運動はだめです(笑)】
【写真:盲導犬ブース】

 受付の横には関西盲導犬協会の方がブースを作ってくださり、とてもかわいい盲導犬のグッズや可愛い盲導犬の写真が沢山。盲導犬のPR犬も来てくれて、癒しの空間となりました。
 沢山の方が募金やグッズを購入してくださったようでとても嬉しいです。
 ありがとうございました。

 2ステージと3ステージの間には盲導犬コーナーがありました。
 関西盲導犬協会の方にもご登壇いただき、SWS団員テナーのHさんと、同じくSWS団員で盲導犬ユーザーのソプラノのHさんとで「盲導犬〇×クイズ」を出してくださいました。
 団員はチャリティーコンサートに向けて勉強をしてきたので、景品のいただける〇×クイズに「正解しちゃうやん。」って心配しましたが、普通に間違ってしまいました。まだまだ知らない事いっぱいです。
 それでもテナーのHさんが舞台上で「例え0.1知っているだけでも0とは違う」と素敵な事を言っておられたとおり、例えば「ユーザーさんが困っている様子だったら声をかけて大丈夫」って知っているだけで、もしかしたらお役にたてるかもしれないですよね。一人でも多くの方に知ってもらう事ができると良いですね。

【写真:女性楽屋にて】

 さてさてお客様をお迎えした後はいよいよ本番です。
 簡単にステージを説明させていただきます。

●1ステージ
混声合唱とピアノのための「その木々は緑」から
 とにかく音程もリズムも難しい曲で、最後まで苦戦しました。
 終曲では助っ人に弦楽オーケストラStrings.Draftのバイオリンの方に来ていただき一緒に演奏しましたが、バイオリンがとても美しく聴きほれちゃうくらいでした。バイオリンに負けない素敵な演奏になったでしょうか。
 
●2ステージ
混声合唱のための「ドラえもんのうたNeo」
 J-POPのミュージシャンが作ったドラえもんの歴代の映画主題歌を、山下先生と石若先生が2曲ずつ編曲された曲集です。練習当初はリズムに「ノレ」なくて、何度も繰り返し練習しました。本番では助っ人の弦楽オーケストラStrings.Draftのパーカッションの方に合わせて「ノリノリ」で歌えたと思います。多分(笑) 

●3ステージ
 「合唱団うたの音」のステージ。石若先生の指導される団体の中の、3月にNYのカーネギーホールに立たれる有志メンバーの演奏です。私はリハーサルしか見られませんでしたが迫力のある素敵な演奏でした。
 
●4ステージ
 混声合唱のための「ありがとう」
 詩人の谷川俊太郎と写真家の田淵章三による詩集「子どもたちの遺言」に石若先生が作曲された組曲です。
 長年歌ってきているからでしょうか?やはり石若先生作曲の歌はとても歌いやすいです。しっくりくるんです。
 2ステージまでは、最後まで体力持つかしらとドキドキしながら歌っていましたが、最後のステージは全力でとても楽しく歌うことができました。

【写真:舞台袖にて男性メンバー】

 アンコールは「夢をかなえてドラえもん」です。私はもちろんこの曲の世代では無いのですが、練習を始めたときに石若先生が「大人が聞いてもとても良い歌詞でウルっとくる」とおっしゃっていたのが印象的でした。
 先生の持つドラえもんのぬいぐるみの指揮と共に、再度弦楽オーケストラStrings.Draftのパーカッション、バイオリンのお二人にも参加していただきました。
 とっても明るく楽しくかわいい曲なんですが、実は私途中でウルウルしてしまい、こらえるのに必死でした。
 この3年間、全ての人が色々な想いを抱え、世の中が先の見えない事への不安でいっぱいだったと思います。当たり前だと思っていた事が実は当たり前でなかった事を思い知った3年でした。こうしてメンバーと舞台に立って歌えることがどれだけ幸せなことか、滲む目で見た、曲のリズムとともに点滅する会場の灯りが(素敵な演出)今も目に浮かびます。
 あ~涙もろくなったなぁ。

【写真:全員集合】

 とこんな感じで楽しいコンサートはあっという間に終わりました。
 会場には休団中の団員やSWSを卒団した元団員も沢山見に来てくれました。
 うちの団の強みは「スペシャルアットホーム」な所だと思っています。
 先生方は癒しの存在で、団員みんながみんなを思いやり仲良く楽しくやっているので、卒団しても「帰る場所」になっているのかもしれません。手前味噌第2弾です。

 私は家庭の事情もあり、2年半程コロナ休団していました。
 世間ではまだ活動を再開できない合唱団や、再開できずに消滅してしまった合唱団もあると聞いています。そんな中試行錯誤しながら、少ないメンバーで徐々に再開し、この団を守ってくれた先生方や役員、参加してくれたメンバーには本当に感謝です。帰る場所を作ってくれてありがとうございました。
 私は大阪の隣県に住んでいて、10年前合唱団を探すも県内に自分に合う合唱団が見つからず諦めかけていたのですが、思い切って大阪の合唱団も視野に入れてみようと「大阪 混声合唱団」と検索をしたときに1番最初に出てきたのがSWSでした。あの時の自分グッジョブです。

 来年は20周年です。HPでの団員募集から始まった、会社や学校などの母体の無い団体が20年続くというのはとてもすごい事だと思っています。(手前味噌第3弾)
 チャリティーコンサートが終わったところですが、すぐに20周年コンサートに向けて始動すると思います。来年はコロナ落ち着いているでしょうか?SWS恒例のダンスや演技付きの演出も復活するかな?私は踊れないんですけど(笑)

 こんなアットホームなSWSの一員になられませんか?
 めちゃめちゃ楽しいですよ。20周年コンサートに向けて新しい曲に挑みますので、タイミング的には抜群です!団員一同お待ちしております。
 
 (長文にお付き合いありがとうございました。)

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