入団4年目にして初めてブログを担当しますアルトのKとソプラノのSです。私たちは団の中で盲導犬係の一員として活動しています。
SWSと盲導犬とは、創団当初から切っても切れない関係です。それについてはHPの『SWSの歩み』というページをご覧いただいたら一目瞭然!
盲導犬とそのユーザーさんへの理解を団内でもっと深めていこうという趣旨で4月27日の練習時に第1回目の勉強会を行いました。
第1回目のテーマは「盲導犬」でした。団員の盲導犬ユーザーのHさんによると、盲導犬はナビのような存在ではなくユーザーが指示していることを着実に実行していること、家に帰ってハーネスをはずせば盲導犬でもほかの犬と同じように普通に遊んで甘えることなどを教えてもらいました。
盲導犬について知らないことや思い間違いしている対応などがわかり、非常に有意義な時間となりました。
あと2回の勉強会も楽しみです。
その2日後の、残すところ平成もあと二日という4月29日、SWSの有志数人で京都の亀岡の関西盲導犬協会のオープンデーに行ってきました。
少しお天気もあやしく肌寒かったですが、盲導犬ユーザーの方や視覚障がい者の方、何か盲導犬や視覚障がい者に関わっておられると思われる方などたくさんの人でにぎわっていました。
まずは、視覚障がいとはどういう状態か、視覚障がいの方を「手引き」するときの歩き方はどうすればいいかなど、盲導犬協会の方からのお話を聞きました。そのあと、盲導犬訓練士の方による盲導犬の訓練実演を見ました。
盲導犬ユーザーの方が、盲導犬と自分を勝手に写真に撮られてSNSにアップされてもわからなくとてもこわいと言われていたので気をつけないといけないなと思いました。
そのほかに私たちは点字の打ち方を教えてもらったり、10分マッサージをしてもらって肩の荷をおろしたり(笑)、盲導犬とユーザーさんを手引きして歩いてみたり、獣医師体験で聴診器を当てて心臓の音を確かめたりとさまざまな貴重な体験をさせてもらいました。
いろんな体験の中でも私たち二人が特に興味深かったのが点字体験です。点字は打つときは右から左に、読むときは裏返して左から右にとなるので、点字の読み方表と書き方表が別々にあるのに驚きました。また、「きょーわ かめおかに きて います」という風に、話す通りに打つことなど知らないことばかりでした。点字の入力パターンはとても複雑で奥深いもので、マスターするにはどれだけの時間を要するのかと考えると気が遠くなりました。
今年の秋、令和元年11月にはSWSの15周年記念演奏会があります。
その中で、勉強会やオープンデーで盲導犬について私たちが学んできたことをお客様にお伝えする企画がありますのでお楽しみに。