私は理系なのですが、残念ながら物理の波動のあたりはちょっと苦手でした。
そんな私ですが最近ちょっと気になることの一つが音の回折。
具体的には歌の練習で回折による隣近所への影響ってどれくらいだろう、ということ。
騒音には向かい合った窓等から直接聞こえるものと、隣り合った窓を介して届くものとありますが、
後者は波の曲がる性質によっておきますよね。
回折は波長よりも短い障害物に対して起きやすいのですが、
じゃあ、”歌”で使われる波長ってどれくらい?
そんなわけで試しに計算してみました。
ラの音は大抵440Hzでしょうか。そして、音は1秒間に約340m進むので
その波長は 約77cm ってことになります。
一オクターブ下は 約1m55cm、一オクターブ上は 約39cm
こうしてみると結構長い気がします。少なくとも日常環境において回折はおこりまくりな気が
しますが、普段の生活の中での感覚とも一致するので納得という感じでもあります。
それにしても、目に見えない音の波長が、こんな普通の数字(日常扱っている様な単位)だった
ことは少し驚きで、新鮮な気がしました。
アルトのまめでしたー