名もなき初級者の「歌う生活」

こんにちは。HP係(兼)テナーのHです。

演奏会と演奏会の谷間の今回は、練習風景をお届けいたしましょう
「練習」といっても毎週の全体練習のことではなく、その予習&復習に当たる「自主練」のことです。

実は、われらがSWS、次の演奏会に向けて今ちょっとした「新曲ラッシュ」なんです。
そう、ここは私のようなド初心者合唱経験の浅い団員にとってはまさに正念場(汗)。
でも、技術で負けても(?)努力で負けるわけにはいかないんです(キリッ

とかなんとか偉そうなことをかましていますが、とくに新曲が少ない時などは、ついつい忙しさにかまけてこの自主練がとかく付け焼刃になりがち。
こういうところが典型的ダメ学生みたいなんですが、ともかく「ウチみたいな壁の薄~い集合住宅ではちゃんと歌えないしな~」とかなんとか言い訳をしたりしなかったり…

実は私の音取り練習のホームグラウンドは大阪市営交通。
市内に住み市内で練習する身としては、乗継割引が適用される「行きはバス、帰りは地下鉄」というパターンを使うことが多いんですが、お察しの通りこのバスというのがかなーりのんびりした行程です。
ここがポイント。
この市バスでの小一時間の移動時間を使って練習前の音取りを徹底的にしてしまおうというわけです。

・・・・・・でした。

いやはや、ここ数年、エコロジーって言うんですかね~、信号で停車するたびにいちいちアイドリングが自動停止するタイプが増えてしまって、その瞬間いちばん後ろの窓際で妙な歌を唸っている男に注がれる車内の怯えたような目、目、目…そしてそのすぐ後に冷笑と嘲笑の入り混じったものに変わる視線、視線、視線…

「いかん、このままではこの町に住めなくなってしまう~」

そこで思い切って方針転換することにしました。

新しい音取り練習の舞台は、そう、カ・ラ・オ・ケ・ボ・ッ・ク・ス!

練習開始の一時間半ばかり前を狙って、練習会場近くのカラオケボックスに急行、受付で「まず30分、あとは適当に延長する」と。
そしてここが“オトトリスト”の真骨頂ですが、「機材は《DAM》で」

そうなんです。
団で提供してくれている音取り音源をボックス持ち込んで、カラオケの機械につないで歌おうということなんです。
(なお、こんな所業は“オトトリスト”という種類の変人だけがやるものと思っていましたら、ネットで調べると『持ち込みカラオケ』というのはかなり一般的なジャンルの趣味なんですね…要は新譜やら洋楽やらまだ配信されていない曲を歌いたいとかオリジナルの歌手と一緒に歌いたいとかいろんなカラオケニーズがあるようで、今回のカラオケ作戦のノウハウはすべてネットで調べたものです。ちなみにカラオケ屋さんに書いてある「持ち込み禁止」のいうのは飲食物のことで音源のことではありません。)

さきほど《DAM》を指定しました。これはマイク端子が前面についているからなんです。
他の機材ですと、後ろにあるマイク端子を機材を壊さないように探す作業が一苦労で、その場面をウーロン茶を持ってきた店員さんに見つかると、そもそも自分は何者で何をしているのかとかなぜマイク端子を探しているのかとか合唱における音取りの意味だとか、とにかく説明がかなーり面倒臭いという問題があるわけです。
ボックスに入ってからやるべき準備は、カラオケのマイク端子と持ち込んだ音楽プレーヤー(最近はスマホが普通? 私はiPadでした)とをオーディオケーブルでつなぐだけです。
(ついでに言うと、音が怪しい箇所の確認にはiPad搭載の「ピアノ」アプリが都度出動します)

ただここで注意が一つ。
このケーブルは「抵抗入り」が望ましいのです。
マイク端子に普通のケーブル(抵抗なし)を接続すると信号レベルが高すぎて音が歪んだり音量がうまくコントロールできないという症状が起きることがあり、抵抗入りコードで信号レベルが下がればこれらの症状は解消されるのです!!(って全部「○○ー知恵袋」の受け売りだったりして)

写真1 抵抗入りオーディオケーブル(3m)と「ミニ→標準」変換プラグ

写真2 DAM機材の前面 [ジャンカラ]

写真3 これらをつないだところ(機材正面右下にマイク端子)

ということで、隣家や乗客に迷惑をかけることなく(笑)、
この日の音取り練習は順調に進んだのでした!!

今回は『集合自主練習』という形で、ソプラノメンバーとのハモリ確認をしました。(つってもそれは嫁はんでしたが…)

今後ともこういう自主練をメンバー有志と一緒にやっていきたいと思います。
(それ以前にうちの近所でもやっておかんとな・・・)